「数字に騙されるな アンケート調査の結果はほぼほぼ信じるな 編」の巻
巷のアンケート調査については、「ほぼ信じるな」と言い続けていた僕ですが、最近、テレビで「 日本人の入浴習慣についての調査」ってのを見たので、タイムリーな例からなぜかを話したい思います。
結果は、全国でもっとも長湯(ながゆ)の県は千葉県、もっとも熱湯(あつゆ)の県は愛媛県だそうです。
このアンケートは、ヒートショックへの警鐘が意図みたいなので、「へえ~、そうなんだ。」で終わらせればいいのですが、興味はやはりランキング。そこでいくつか疑問が湧きますよね。
みなさんに問いたいのは、「自分がお風呂に入っている時間や温度を、正確に測っている人がいるのか」ということです。シャワーで済ませる日があったり、湯船にいつもより長く浸かる日があったり。設定温度がある家でも、各自、熱くしたり、ぬるくしたり。
答える人も「まあこんなもんかな」で適当に答えていると思いますが、長湯ランキング1位と2位の差は、なんとたったの6秒です。
さらに、アンケートのサンプルは2350人とのことなので、数字から考えて、おそらく各県50人のサンプルである。東京都の人口は、1375万人(平成30年1月)です。その中の50人にアンケートをとって、都民性がわかるのかどうか。
ぜんぜん、本題に入れないまま、字数が超えてしまいました。
ちなみに、僕が全国をまわって、大衆浴場のお湯が熱いと思ったのは、ずばり「石川県」です。
とにかく、「〇〇ランキング」というのは、あくまで遊び、話のネタの範囲で楽しみましょう。