かぐらいっきょうの『ここが変だよ日本の教育』

日本の社会や教育で疑問に感じていることをちょこっと書いたブログ

「給食の完食に関する問題から生徒指導の在り方について考えたい」の巻

 ネットで、給食の完食に関する記事を目にしました。

「給食の完食を強要するのをやめてほしい」という内容です。この「強要」という言葉は、言葉のもつ雰囲気から、ひどい指導のように感じるかもしれませんが、指導の仕方にもよると思います。

 

 給食は本来、家庭環境がどんな子であっても、栄養がきちんと採れることを目的に始まったものです。現代に合わせた食の教育を観点にすると、好き嫌いなくバランスの良い食事をすることや食品ロスを教える場でもあります。(学校給食法第2条を参考にしてください)

 

 僕の給食指導の基本ルールは、嫌いなものを減らしてもいいが、とにかく少しは食べることとしていました。さらに、給食を作ってくれている方に感謝することや食品ロスの観点から、大量に余った場合は、全員にもう一度、同じ分量を分配して、残飯ができるだけ出ないようにするようにしていました。

 

  給食指導にマニュアルなどはなく、学級担任の指導に任されていますが、学校によっても特徴があり、給食室で残飯が山のように集められる学校と、ほとんどない学校があります。そして、残飯の少ない学校のほうが、生徒指導面でいい学校が多いのは僕の感じるところです。

 

 なぜ、残飯の少ない学校がいい学校なのか。そこに持っていきたかったのですが、字数が足りないので、またの機会にしたいと思います。