かぐらいっきょうの『ここが変だよ日本の教育』

日本の社会や教育で疑問に感じていることをちょこっと書いたブログ

「世の中 カタカナ用語が多すぎて困っています」の巻

 僕は、不勉強な人間なので、興味のある雑学は別として、いわゆる現代用語の基礎知識みたいなことに関してはあまり知りません。なので、近年、TVや本の中にカタカナ用語が多すぎて困っています。

 

 出る度に「なんだこの言葉は?」と検索する毎日。そんなカタカナばかりを使う人に言いたい。日本語を使いたまえ!

 

 漢字は、文字自体に意味があり、難しい言葉も大まかな意味をとらえることができますが、カタカナは知らない言葉だと推測もできません。

 

 英語が話せる若者も増えてきたので、カタカナ用語には、「英語だろ。わかるだろ。」みたいなものもあるかもしれませんが、残念ながら日本人全体でみると、僕と同じで、大半の人がわからないのです。

 

 例えば、つい最近、引っかかった言葉に「アジェンダ」という言葉があります。知ってますか? 知ってる? 知ってるの? そりゃ、すごい。ビジネスマンなら当たり前? 僕は、ビジネスマンじゃないので。

 

 意味は、専門的には、「予定」「計画」「検討課題」「行動計画」、英語の意味なら「議題」とか「日程」とかだそうです。じゃあ、例えば「行動計画」と言えば、いいじゃないか。小学生でもわかります。なのに、わざわざ、「アジェンダ」という言葉を使いたがる人に、残念さを感じます。

 

「日本語にぴったり合う言葉がない」

「ニュアンスがちょっと」

 

 ニュアンスって言うな!

 

 カタカナを連発する人は、「難しい事、言ってるぜ。クールだろ。」と優越感に浸れるのでしょうが、言葉というのは、本来、人に伝えるためのツールですから、できるだけみんなにわかる言葉を使える人こそ、より賢い人と言えるでしょう。

 

 話は変わりますが、あるベテランの先生が書く字があまりにも達筆すぎて、解読できなかったという経験があります。

 

 その時代は、そういう字を読めないというと、「無知なことを恥じなさい。」となるのだが、みんなが読めないような字を書くこと自体、相手を思いやっていないような気がして、疑問に思ったのを思い出しました。

 

 歴史に残る指導者は、難しいことを簡単にして、庶民に伝えます。賢い人こそ、誰にでもわかる言葉で、わかりやすく語ってほしいと思います。お願いします。