「ゆとり世代の問題と 教科書が薄くなったことは関係ない」の巻
テレビでニュースを見ていると、「“ゆとり世代”活躍する若者たち」というやつをやっていた。
何を言っているのか?
ゆとりだろうが、団塊だろうが、いつの時代でも、活躍する若者は必ずいます。成功している人を見て、結果論で物事を見るのは、その本質を見ていない証拠なので、このテーマは全くもってどうでもいい。
それよりも、未だにゆとり世代の問題を、やれ学習内容が少なくなったとか、やれ円周率は3でいいとか、そのあたりから始まることが、僕の不思議アンテナに引っかかりました。
平成14年から平成22年に行われたゆとり教育。
文科省の方針が失敗だったなんてことも言っていましたが、それは全くもって間違いです。
よく考えてみてください。あなたは、中学校で学んだことをどれだけ覚えているでしょうか。みんな、ぼーっと生きているのに、ちょっとぐらい学習量が減ったぐらいで、人間性や社会性が変わったりはしません。
ゆとり世代の問題の原因は他にあるのですが、字数の関係で今日はすっ飛ばします。
ゆとり世代の若者の世間の印象は、大体、本質を得ているようで、本人たちも認めていました。「打たれ弱い」「マイペース」とかは、本人の問題なので、どうでもいいのだが、周りに迷惑をかける「無責任」はどうにかしてほしいところです。
活躍しているゆとり世代、本人が、インタビューで言っていました。
「それ(この活躍)が教育によるものだとはわからない。」
その通り。今の学校教育に、人の能力をどうこうする力はありません。
学校にはあまり期待せずに、個々で頑張ることをお勧めします。