「義務教育が義務じゃなくなった日」の巻
「日本の義務教育は何年間ですか。」
と外国人に聞かれたら、何と答えますか。
そうです。答えは「0年」です (???)。
僕がなぜ、「0年」と言ったかというと、今の日本の義務教育と呼ばれるものは、「義務」ではなく「権利」の色が強く、なぜ義務化しているのかの意義を見失ってしまっているからです。
平成が終わろうとしている今日、小・中学生は自由気まま。
勉強ができなくても、素行が悪くても、修了証書をもらって、みんな卒業していきます。あの修了証書は、一体、何を修め終えた証明なのだろうか。その答えを学校教育に携わる誰に聞いても、ちゃんとした回答をもらったことはありません。
未来の日本を築いていく根底となる公教育が、今の流れで進んで行っていいのかという危機感はありますが、これが日本の教育の弱点であり、この流れは止めようがないのだと、先日も現役の先生と話したところです。
しかし、いつから、日本では義務教育が義務でなくなったのか。フランスやドイツの義務教育を見習ってみたら・・・というお話をしたかったのですが、残念。原稿用紙一枚分を超えてしまったので、今日はこのあたりで失礼します。
※注釈:ここで使用している「義務教育」の用語は、日本の憲法、法律における意味ではなく、国際的に見て、国民の義務とされている教育を指しています。