「成人式 成人を18歳とする議論に喝!23歳にしよう」の巻
明日は成人の日。
今日が成人式、という自治体も多いのではないでしょうか。
毎年、羽目を外す新成人がいますが、どうしてTVで流すかなあ。
大人が面白がってニュースやワイドショーで流すから、「俺たちもやろうぜ。」になります。奴らは目立ちたいだけなので、ほっときゃいいと思いますが。
さてさて、僕は、成人年齢引上げ論者です。
人生100年時代を迎え、自立する子どもも高齢化してきています。
親の生活のゆとりから、過保護家庭もどんどん増えてきて、子どもたちの成長が遅くなっているのです。
昔の成人式の映像を見ていると、「この頃の二十歳はしっかりしてるなあ」と感じます。
最近は、会社の入社式に親が同行するらしいですね。4年制大学卒業してとなると、23歳ですよ。いやー、驚きです。
年が明け、センター試験や大学入試の時期でもありますが、こちらも親がいろいろと手続きをするそうです。
僕らの時代は、会場も独りで下調べをして、ホテルも独りで泊まり、独りで受験にいってました。
大学生活も親に頼らず、全て自分の力で生活している友達も多くいました。
僕自身も、大学と大学院の学費、そして生活費は、自分で工面して、ちゃんと卒業しました。奨学金も借りていましたが、就職して4年で完済しました。
しかし、大学時代を思い出して思うのは、学生の間は、やはり大人ではなかったということです。
働かずに、大学で遊びまくっているのに、大人の感覚が持てると思っている大人がマヌケです。小・中・高・大は、大人への学習の場であり、大学2年生で突然、大人に変身したりはしません。
大学に行かない人や短期大学の人も、たくさんいるじゃないかという意見もあるでしょうが、平成元年、4年生大学への進学率は24.7%でしたが、平成23年には51.0%、直近の平成29年は49.6%(東京は63.5%)です。
少子化で大学進学率も高くなってきているので、その卒業を基準に、23歳成人を提案します。
選挙年齢引き下げだけが、なぜかフライングで行われましたが、良くわかっていない若者も多く、「宿題をやってあげるから」「食事をおごってあげるから」と言って特定の候補者への投票を呼びかけたりすることはダメですよ、などとマスコミが言っていました。宿題?子どもか!はい。子どもです。
結局は、大人がしっかりしていないから、こうなるのでしょう。頑張ろう!大人!
ホントは、成人という概念さえ捨てて、日本人としてのIDを、ある条件を満たしたらもらえるという制度がいいと思うのですが、どうでしょうか。
その話は、またの機会にしたいと思います。