かぐらいっきょうの『ここが変だよ日本の教育』

日本の社会や教育で疑問に感じていることをちょこっと書いたブログ

「国会議員や大臣の失態は有権者の責任です」の巻

選挙には行かなくていい

選挙ウィークなので、選挙に関する話題でいきます。

 

選挙と言えば、投票率というものが数字として話題になりますが、日本はどうも選挙というものを軽んじすぎです。

 

選挙には無理に行かなくてもいいのです。

 

「いやいや、選挙に行かなくていいってのが、逆に軽んじてないか。」

と言われそうですが、さほど政治について興味もないのに、選挙だから行くって方が、一票をバカにしすぎです。

 

無責任に投票することは、一生懸命考えて一票を投じた人の一票の濃さを薄めるということをもっと考えてください。

 

誰でも彼でも、なんの持論もなく、与党だから入れるとか、有名人だから入れるとか、見た目がいいから入れるとか、よくわからないから適当に入れるとか、無責任にもほどがあります。

 

先人が、下手すれば血を流しながら勝ち取った選挙権を、なんの重みも感じずに使っている様がずっと疑問です。

 

だから、「選挙に行こう」というスローガンは嫌いです。

  

 

 

選挙権は権利であって義務ではない

投票を呼び掛けるアナウンスが、連日流れます。

「みなさん!投票に行きましょう!」

 

選挙とは、行きたい人が行くというのが本来の姿ですが、なぜか日本は「選挙に行け!」と呼びかけます。

 

小学校の教員をしていた時も、なぜか「投票には必ず行くように」みたいなプレッシャーがありました。おいおい、義務かい投票は。

 

そんな学校で、子どもたちに権利とか義務とか教えているのだから、正しく教えられるはずはありません。もちろん、選挙についてもです。

 

毎日の生活が大変で、この日本をホントに変えたい、変えてほしいと思ったら、別に呼びかけなくても、選挙には行くでしょう。

 

投票率が低いのは、逆に言えば日本が平和だということです。

 

18歳の高校生にまで選挙権を与えてしまったこともおかしなことです。

 

18歳の若者から、「俺たちにも選挙権を!」などという運動が盛んに行われて、仕方なく与えることとなったのならわかりますが、勤労、納税といった義務を果たしていない学生に権利だけを与えるのは、社会の根本から間違っています。

(そもそも年齢の線引き自体おかしいのですが。)

 

18歳・19歳の投票率を見ても、その必要性がないことは明白でしょう。

 

 

選挙権剥奪なんて過激ですか

あなたは、なぜその人に投票したのかを政策の観点から説明することができますか。

 

投票に行く人の中で何人の人が、候補者や政党の公式サイト、政見放送などを見てそれぞれの政策を比較し、自分の理想に近い考えの人を選んで投票しているのでしょうか。

 

僕の周りの人は、ぼとんどの人が直観という無責任な選択で投票しています。

そのくせ、自分たちが選んだ議員が問題を起こしたら、「地元の恥だ」とか言ってバッシングします。

 

選んだのはあなたたちですよね。

 

国会議員は、比例代表なんてわけわからない制度は別として、一応地元代表ですから、問題を起こした議員の選挙区の人は、その議員を選んだ責任があります。

 

しかし、選んだ人たちは、その責任を取ることはありません。

 

ということで、僕が提案するペナルティーは、問題を起こした議員の選挙区の人は、次回の選挙には投票できないというルールにすればいいのです。

 

そうすれば、当選した議員はもっと襟を正すだろうし、有権者ももう少し真剣に選ぶようになるでしょう。

 

一票を投じる国民も一票を投じられた候補者も、責任がもっと重くなります。

そして、よりよい国になっていく可能性が生まれます。 

  

 

今日のまとめ

「末は博士か大臣か」

昭和の頃、学校で成績が優秀な子は、こう言われていました。

 

昔は、国会議員、ましてや大臣なんてすごい人がなるものと思われていましたが、今やあの程度の人でもなれるということで、その価値も落ちてしまっています。

 

政治に興味のない人が多いのは、平和だからでいいことですが、今の日本を客観的に見て、将来の存亡に不安があるのも事実です。

 

選挙では、より志の高い候補者をきちんろ選択して投票してほしいのですが、ほどんどの人が適当です。

 

そこには、学校教育の責任もあります。

 

選挙権をもつ大人になった時に、より志の高い人を選択できるよう、その方法を教えることも公教育では大事なのですが、自分自身も学んだことはありません。

 

国会議員や大臣の質は、国民の質だと考えるべきです。

 

選挙に行く人は、その人を選ぶことにもっと責任を持ちましょう。