「学校のいじめはなくそうと思えばなくせるのになくさないのはなぜ?」の巻
「いじめをなくそう」
学校のいじめ問題については、たいへんな問題なので、簡単に語れるものではありませんが、ここでは「なくすことはできる」ということだけ、書いておこうと思います。
世の中からいじめをなくすことは、はっきり言って無理ですが、学校内でのいじめをなくすことは、実はできます。
いじめがダメだということは、猫も杓子も知っています。しかし、その悪事に至ってしまうのは、各自のモラルセンスの問題です。ただ、このモラルセンスは、きちんとした教育を受けてない人には、なかなか身につかないセンスです。
そうなると、学校でのいじめがなくならないのは、偏に担任の先生の資質、力量の無さといえますが、誰にでもできるもっとも簡単な対策から話しましょう。
いじめ問題は、実は、全然関係なさそうな方面から、なくすことができます。そのカギを握るのは、「ブロークンウィンドウズ理論」です。聞いたことがある方もいるかと思いますが、生徒指導に下ろして言うと、「まあ、おおめに見るか。」と許してしまいがちな小さな悪事を、見逃さず指導するということです。
(中略)
世の中から、いじめをなくすことは無理だと言いましたが、減らすことや程度を抑えることは可能でしょう。そのためにも、義務教育時代の道徳や生徒指導が大事になってきますが、現状はひどいものです。
僕は、自分が受けもった学級はもちろん、生徒指導を担当した学校でも、「いじめ沢山」を「いじめゼロ」にすることに努め、成功しました。これには、上記のこと以外にも、いろいろと方法を駆使しましたが、そのあたりは、またの機会に書きたいと思います。