「トランプさんの壁建設 日本騒ぎ過ぎ」の巻
僕は、アメリカ大統領選挙の時に、トランプさんが大統領になると予想していた数少ない預言者の一人です(笑)。もちろん、それは井戸端会議のレベルで、真剣にアメリカの政治について語っていたわけではありません。
僕はアメリカ人ではありませんので、誰が大統領になろうと関係ありませんし、現にトランプさんが大統領になっても、日常生活に何の変化もありません。
そんなもんです。
だから、最近、メキシコ国境沿いの壁建設がダメだみたいな報道が日本でやたら流れていることに違和感を覚えます。
はっきり言います。
「あなたが選んだ大統領ではないでしょう。そんなに騒ぐな。」
です。
実質的にアメリカの従属国である日本は、やたらアメリカの政治に対し、興味があるみたいですが、もっと身も心も独立して、自分の国の政治について語ってほしいものです。
アメリカのニュースは日本ではよく流れますが、日本のニュースはアメリカではびっくりするほど流れていません。これが、日本の置かれている状況を示しているのでしょう。
ただ、今のアメリカ社会の考え方については学ぶべきことはあります。
例えば、アメリカファーストのような自国の利益を図ることは、人情的な良し悪しはどうでもいいとして、より現実的な考え方だとは思います。
中国はそれで、世界2位の経済大国まで上り詰めましたし、他の国も、大口は叩かないまでも、したたかにことを進めています。
しかし、幼稚な政治の日本は、それをダメだと言いながらも、強国になっていく周りの国の様子を指をくわえてみているだけ。最近の韓国の無礼な態度にも、何一つ対抗処置のとれない弱っちい国です。
僕は、四半世紀ほど、世界を遊学していますが、海外で感じることは、日本人が、世界の流れについて、いかに無知で平和ボケしているかということです。
政府は、国のためでなく、自分の立場や名誉ばかりを気にするので、他国に塩を送っては自国は借金まみれに陥っています。世界に対し見栄を張るのをやめて、まずは国の国力を蓄えましょう。
さらに日本は、国民の意識の中に、自国の産業を育てる&守るという考えがないのも問題です。流行りばかりを追いかけて、その先にある自国の未来など全く考えていません。
壁の話へ戻ります。ここからは正しい考え方の勉強です。
トランプ大統領の言っていることは、ある方向から見ると正しいことが多く、それで大統領になったのでしょうが、今回の壁の建設もそうです。
なぜ、反対する必要があるのでしょうか。
言っていることもやっていることも正しい事ばかりです。
この建設に関して思うのは、そこに何の不都合があるのかということです。
このブログの中で何回も記述していますが、「ダメだ」というからには、正当な理由が必要です。
建設コストがかかること以外に、何か「アメリカ国民」にマイナスなことがあるのでしょうか。ありませんよね。
結局のところ、不法移民を低賃金で働かせることで、その恩恵をアメリカの富裕層が獲得できるとか、みんながやりたがらない仕事をしてもらうことで、国民の生活水準も上がるとか、まあ、そんなところでしょう。
しかし、「不法」ということは、いかなる理由があってもダメなことです。
法治国家ですから、それは犯罪です。
人道的なことであっても、犯罪を肯定することはできません。
生活に困っているのであれば、きちんと正規のルートを通って入国すればいいだけのことです。
と、いろいろ話してきてなんですが、結局のところ、この問題は我々にはどうでもいいことです。
まあ、少し騒ぎ過ぎですな。