かぐらいっきょうの『ここが変だよ日本の教育』

日本の社会や教育で疑問に感じていることをちょこっと書いたブログ

「小学校で英語教育が始まると困る先生が多い?専科制にせい!」の巻

 新年度も始まり、一週間余りが過ぎました。

 僕も教育の仕事に携わっているので、毎年この時期はバタバタとしますが、少し落ち着いてきました。

 

 春はいいですね。新しいことがいっぱいあって。

 気持ちもリフレッシュできます。

 

 学校の春というテーマで、新しいことを探してみたのですが、変わったことはぱっと思いつかず、そうそう、そろそろ、小学校でも、英語が始まるなあ、ぐらいで書き始めたいと思います。

 

 

 来年度から本格的に始まる、小学校の英語科。

 知り合いの小学校の先生たちと話していても、時々英語の話が出てくるようになってきました。

 

 昭和生まれの僕にとっては、どんな授業になるのか、イマイチイメージが湧きませんが、学校というところ、いや、文科省というところは、きれいごと(テーマ)が好きなので、今迄みたいに、英語に慣れさせるとか、英会話の苦手意識をなくさせるとか、そんなテーマで貴重な授業時数を使うのだけはやめてほしいと願っています。

 

 そして、学校現場の方で問題視されているのが、先生の英語指導能力の無さです。

 

 しかし、それはどうしようもありません。

 

 小学校の先生の大半は、英語の指導力などいらない前提で、採用されているわけです。

 車の免許だけでいいと言われていたのに、突然、フォークリフトも乗ってねと言われているようなものです。(うーん。たとえが悪い?)

 

 英語指導に自信がない先生が多いなどと騒いでいますが、そんなことはみんなわかっていることです。

 

 かといって、それは英語科に限ったものではなく、音楽科を自信を持って教えられる先生がどれだけいるか、体育科を自信をもって教えられる先生がどれだけいるか。

 

 オールマイティーな先生は、そんなにいません。みんな、得意教科も不得意教科もあり、自信なくても、日々、授業研究などをして、頑張って教えています。

 

 困るも何も、やれといわれればやるしかないのです。

 

 しかし、できたら、専科の先生を配置して、先生の実務的な負担、精神的な負担を減らしてあげてほしいのもですね。その方が、子どもも保護者も安心でしょうし。

 

 世間のみなさんも、英語が苦手な人は多いでしょう。

 温かく見守ってあげてください。

 

 小学校でやる英語の授業、どんなものがいいかは、また、次回にご提案させていただきます。